仕事の関係で会ったイラン人達は、昼食に弁当を持参していた。誰にでも親切にする「イスラムの教え」なのか、私の分も一緒に持って来てくれた。その弁当をヒーターで温める為に、弁当箱は金属製。プラスチック製は見たことが無い。日本でも昔は幼稚園などでストーブの上に弁当をのせて温める為に、金属製の弁当箱を使っていたが、それとまるで同じ状況。また、ある人は鍋持参でヒーターを使ってスープの様なものを温めていた。これでは弁当ではなく料理をしている様なもの。メニューと言えば、チェロとナンがベースで、おかずが羊肉を炒めたもの、ジャガイモをすり潰してハンバーグ状にして焼いたもの、豆を煮込んだ様な感じのもので、ほのかに香辛料が効いていて美味しい。でも何味?と聞かれても説明が難しい。日本人の口にあう味とでも言うか…そんな感じ。付け合わせの野菜も欠かさず持ってくる。スーパーの「水物」を入れるビニール袋にハーブ類を山程入れて持ってくるが、私にはこれが道端に生えている雑草にしか見えなかった。その先入観からか、美味しいとは感じられなかった。
鍋ごと持参の弁当 豆と肉ダンゴ?の煮物
弁当を温めているところ  みんな同じ弁当箱!流行?
どれが自分の弁当箱なのかわかるの?