お茶でたぷたぷになったお腹を抱え、次は夕食だ!と、蟹おこわで有名な阿霞飯店へと向かった。まず、この店にはメニューが無い!お店の人が日本語で勧めてくるメニュー、もしくはお任せになってしまう。とりあえず、お目当ての蟹おこわを頼む。「むつごろう」のスープもお勧めだった様だが何とか断った。(あんまり、おいしそうじゃないんだもん)お店のおばちゃんは「おいしいものを作ってあげるから」とお任せにしてしまいたい様子であったが・・・。
料理を注文して、お酒も飲もうと「老酒」を注文すると、店員のオバチャンが「何を言っているの?貴方達」って顔で我々を見た。我々は、「老酒」が通じていないのかな?と思って紙に「老酒」と書くと「これは中国のお酒で台湾には無い」と言われた。紹興酒ならある、と持ってきたので一本注文する。(どっちも飲まない私的には「老酒」も「紹興酒」も同じ、違いがわからん。)紹興酒はオチョコの様な小さなグラスでそのまま、もしくは乾燥梅干を入れ、ストレートで飲む。この梅干がほのかに甘く紹興酒に良く合う(らしい)。
今度は、からすみが出てきた。結構大き目に切ってあり、短冊切りの大根とスライスされた生にんにくが添えてある。からすみと大根を一緒に食べるとさっぱりしておいしい。生にんにくは私にはちょっときつかった。蒸した鶏肉やさつま揚げ?、甘いキャベツなどの盛り合わせと茹でた海老、そしていよいよお目当ての蟹おこわが登場した。ぶつ切りにした蟹でごはんが見えないぐらいだ。(本当にごはんより蟹のほうが多いと思う)わくわくしながら一口食べてみる。・・・ん?あれれ?あんまりおいしくない。蟹の身もオレンジ色の卵もなんか固いし、味もちょっとしつこい感じ・・・。今までの食べる勢いはどこに行ったのか、というほど残してしまった。期待が大きかっただけにかなりがっかりしてしまった。
デザートに、あずきや杏仁豆腐、ピンク色の白玉、さといもなどの入ったあんみつみたいなものが出てくる。ピンク色の薄っぺらのプラスチックの器とれんげだった。(このピンクの器はこの後何度も安売りを見かけた。)残ってしまった紹興酒をお持ち帰りし、からすみも持ち帰りしたいと言うと、店のオバチャンは小さい袋を持って来てからすみを袋に入れてくれた。大根とにんにくまでご丁寧に別の袋(一緒に入れると大根の水分がからすみによくないって説明しながら)に入れてくれた。にんにくは要らないって言ってるのに〜。全部で2770元(9970円一人2500円ぐらい)今ひとつだっただけに高く感じました。