台北初日に行くのを断念した饒河街観光夜市へ今日こそ行くことにする。台北駅から台鉄に乗って一つ目が最寄の松山駅(18元)。台鉄は、便利で快適なMRTと比べると電車の本数も少ない。また、台北駅には、月台(ホーム)が数本もあり、松山へ行くにはどの月台に行って良いのか?MRTの様に簡単ではない。月台を間違えると高雄、台南方面から来る松山行きの特急列車とか、台中行きの特急列車ばかり来るので注意が必要です。
普通列車を待つこと十数分、やっと電車が到着した。台北駅−松山駅間が異常に長く感じられ、その上、エアコンはキョーレツなほど効き過ぎており、車内は寒くてたまらなかった。みんな寒くないの?

饒河街観光夜市は、松山駅の目の前にど派手な門があるのですぐわかる。夜市を入ってすぐのところに行列している屋台があった。覗きこんでみると「胡椒餅」(30元)と書いてあり、インドのナンみたいにかまどの内側にぺたっと貼り付けて焼いている。早速行列に加わり買ってみる。あっつあつで食べるの大変だけどめちゃうま!まわりはカリッとしていて、噛むと肉汁がじゅわーっと出てきて、胡椒が効いていてすんごいおいしい。これは絶対絶対また食べたい。
好油鳥蛋(20元)は、小穴のたこ焼き器にバターをぬって玉子を焼いたもの。でも、玉子を割るのが大変そう。包香捲(35元)は、ピーナッツをあめで固めたものを「かんな」で削り、アイスクリーム、香草と一緒にクレープみたいな生地で包んだもの。おいしいというよりも不思議な味。香草好きだけどアイスクリームにはどうかなあ・・。
虫可仔煎(40元)は、蠣を入れたオムレツ。とろっとした生地(片栗粉?)がなんともいえない。甘めのソースをたっぷりかけてくれる。臭豆腐(40元)は発酵させた豆腐で、とにかくニオイが強烈。見た目は「厚揚げ」で食べると周りがカリッとしていてなかなかおいしい。食べちゃうとそんなにニオイも気にならないし。

黒い物体を売っている屋台を発見!女の子達が歩きながら黒いものを袋から出して食べているのを見かけ、それからずっと「あれはなに〜?」と気になっていたのだ。屋台のおばちゃんに食べ方を教わり、買ってみる。黒くて、ツノみたいにとがってて、皮がめちゃ固くて、やっと割って食べてみるとお芋みたいな味。う〜ん、おいしくないことはないけど、食べるの大変なんだもん。おばちゃんは簡単に皮を割っていたけど、栗剥き器があれば良かったかも。

この後、私は大きな荷物を持った人に荷物で頭を強打されてしまい、頭を抱えていた。すると、目の前の屋台のお兄さんが「やりかえせ!」と長い棒を貸してくれたのだ。みんなおかしくなって笑ってるうちに和んでしまった。そして、その屋台で小籠包(50元)を食べることに。しかし・・・おいしくなかった〜。悲しい。しかもおいしくないのに「おいしい!」とにこにこして見せなければいけないなんて。

いい加減お腹もいっぱいだし、最後に大好きなかき氷を食べて今日のところは帰ることにする。それにしてもこの、たくさん具の入っている台湾のかき氷ってめちゃめちゃおいしい。日本にもあればいいのになあ。
饒河街観光夜市は、士林夜市と違って1本の通りがそのまま夜市になっているのでわかりやすい。夕食の後にこんなに食べるなんてみんな食べ過ぎだよ〜。タクシーに乗らずに歩いて帰ったほうがいいんじゃないの?