竹裏館は茶藝館であり、茶菜(お茶の葉を使った料理)も食べられる。おいしい中国茶が飲めて、おいしいご飯が食べられて、茶菜の初体験ができるなんて一粒で2度、いや3度おいしい(古っ)。
竹裏館はMRT木棚線の終点である中山國中駅から徒歩で10分ぐらいのところにある。木棚線は自動運転であり運転手はいない、お台場にある「ゆりかもめ」の様な感じ。駅を出て信号を渡って、復興北路を右方向にまっすぐ進み、民生東路三段で左に曲がり、そこにある西華飯店の1本裏の道にある。
竹裏館を探していると「竹里館」の看板が目についた。門を入ったところに掛かっている書は「竹裏館」と書いてある。どっちが正しいのか今もって不明である。
門から入り口までが小さな庭になっていて竹が植えてあり、木のテーブルと椅子が置いてある。「竹裏館」と書いてある書はライトアップされていていい雰囲気。店内はちょっと高級そうな、落ち着いた感じ。メニューを開けるだけでわくわくしてきた。茶菜の種類はそんなに多くはないが(7〜8種類)その中から「えびの茶葉炒め」を頼んでみる。お茶の味はあんまりわからなかったけど、さっぱりしていてとってもおいしい。
他には、茶菜ではないけれど「揚げた串刺し椎茸に甘いソースをからめたもの」は、椎茸だってわからないぐらいの味と歯応えでおいしい。「豚肉とほうれん草風の葉っぱをぴり辛醤油味で炒めたもの」は、ちょっと独特の葉っぱと、ぴり辛味がなんともいえずおいしい。それと、「竹筒飯」(竹筒に入ったご飯、干し海老がのっている)もおいしかった。どれもこれもうまい〜。
とりあえず頼んで、また追加注文しようとした私達に、むごい知らせが・・・。なんと、もう今日は料理はおしまいだって!え〜っ、ラスト・オーダーの時間ぐらい教えてくれたっていいじゃないか〜。もっと食べたかったのに・・・。悲しい。私達がお店に入ったのが8時頃だったから、ラスト・オーダーは9時だったのかな。次回はもっと早い時間に行って思いっきり食べてやる〜。
お茶はまだ大丈夫と言うことなので、お茶とお茶受けのお菓子を頼むことにした。お茶は梨山極品茶(凍頂鳥龍茶)と阿里山金萱茶の2種類と、お茶受けのお菓子3種類。残念ながら茶梅はなかった。ここの茶梅、食べてみたかったなあ。梨山極品茶は甘い甘い香りがして、いつまでも嗅いでいたい感じ。お菓子はお餅の周りに白ごまをまぶしたもの、豆をすり潰して固めたもの、おもちの中にピーナッツあんが入ったもの、どれも甘さ控えめでとってもおいしい。特に豆をすり潰したものはめちゃめちゃ気に入ってしまった。最後に出てきたお茶のゼリーもおいしかった。全部で1331元(約4790円、ひとり1200円ぐらい)