お腹いっぱいの重い体をひきずるように次の店、京兆尹に向かう。鼎泰豐から京兆尹までは徒歩で10分ほどの距離。京兆尹は台北市内に4軒あり、私達が行ったのはそのうちの信義總號だ。入り口は真っ赤っ赤でちょうちんがぶらさがり派手。台北ウォーカーと書かれたほぼ実物大の看板が置いてあった。まだ朝の10時過ぎだったせいか客は一人もいない。2階のトイレを借りたら、2階のテーブルではお店のお姉さんがお化粧をしているところだった。失礼しました。

京兆尹は北京宮廷料理の有名店で、台北ウォーカーの読者人気投票で1位になったこともある。今回は料理ではなく西太后が好んだといわれる宮廷菓子が目当てなのだ。中国語メニューと日本語メニューの両方を持ってきてくれたので、見比べながらゆっくり選ぶ。

「緑豆?」…見た目は落雁だが食べてみると豆のやさしい甘さがなんともおいしい。「果仁女乃烙」…ミルクプリン?冷たくておいしい。きれいな陶器の器に入ってきたと思ったら、プラスチックの容器をポコっとはめただけだった。「桂花湯圓」…ピーナッツ餡の入ったお団子。横浜の中華街で冷凍のを買ってきて家で茹でたのとあまり変わらないかも。

レジの近くにはお菓子がたくさん並んでいて、どれも4個で100元。選んでいるとお店のお姉さんが「これ、おいしい。これもおいしい」とちょっとうるさい。(親切?) 勧められるまま8種類買ってみた。日本に帰国後食べてみると、どれも甘すぎずとってもおいしい!またお菓子買いに行こうっと。次回は料理も食べてみたい。