2007.01.14(オールナイトニッポン アゲイン)
●オープニング
鶴「小咄その一、お母ちゃんお母ちゃん、新婚旅行って何?」
鶴「それはね、結婚するとすぐに出かける旅行なのよ。」
鶴「ふ〜ん、その旅行には僕も一緒に行ったのかな?」
鶴「もちろんよ。行きはパパと一緒に、帰りはママと一緒にね。」
鶴「悪い子が歌い普通の子が踊る時、良い子がマイクの前に座った。イモ欽トリオではなく一人でちょっと老け顔の男がフレッシュな夜をリードしていたあの番組が今甦る。」
鶴「オールナイトニッポン アゲイン!」
鶴「わんばんこ、鶴光でおま。」
鶴「ニッポン放送とBSフジが連動でお届けしておりますが、テレビをご覧の皆様は『あんなきれいなスタジオで放送してるんだ!』とイメージ持ってるんではなかろかね。」
鶴「誤解せんとってください、今でこそこんなきれいな社屋になったニッポン放送ですが昔はね『せまい』『きたない』『くさい』そこまで言うか。」(笑)
鶴「そういうスタジオでしゃべったんですね。今日、紹介するのはそんな汚いスタジオ時代を知るパーソナリティなんですね。」
鶴「1982年4月から火曜の2部のパーソナリティとなり、その年の10月からは金曜1部に昇格という。」
鶴「欽ちゃんファミリーというイメージがありますがね、今も東京ヴォードヴィルショーに所属する看板役者さん。」
鶴「さあ、誰のことかわかるでしょうか?正解はコマーシャルの後で。」
●山口良一、登場!
良「山口良一のオールナイトニッポン!」
♪ビター・スウィート・サンバ
良「どうもこんばんは山口良一です。く〜、懐かしいなあ。このコールを20年振りですかねぇ。」
良「きっとニッポン放送をお聞きの方には久し振りなんじゃないでしょうかね、お声を聞いていただくのは。」
良「ということはニッポン放送にも久し振りに来たわけで、いやぁきれいになってるんでね驚きましたね。『せまい』『きたない』、まあ『くさい』までは言いませんが。」(笑)
良「『せまい』といわれればせまかったかもしれませんね。当時、老朽化は進んでいたのでちょっときたなかったかもしれませんがそれはそれなりに味があって。」
良「スタジオとかのちょっと薄暗い雰囲気とかも好きだったんですけどね。でも、こういう新しいところに来ると気持ちも変わるもんですね。」
良「このテーマ曲の『ビター・スウィート・サンバ』。当時もこの曲にのせておしゃべりしてたんですけど、この曲自体が好きなので普段でもよく聞いてるんですね。」
良「MDの中に入れて、まあMD使う人も少なくなってきましたが(笑)、車の中で聞いてみたりするぐらい好きな曲で。この曲はしゃべりやすい、のれる曲。」
良「一時期、私がトランペットを吹いていた時期がありまして、この曲を何とか吹ける様になりたいと、思っただけで終わりましたね。」(笑)
良「思い出しますと『オールナイトニッポン』を20年以上前にやっていたわけなんですけれども、20代の頃やっていたんですね。」
良「そんな私も50を超えて51歳になりまして、ラジオはよく聞くんですが深夜はもう寝てる時間になってまして。」(笑)
良「深夜にラジオを聞くということはなくなったんですけども、自分も『オールナイトニッポン』のリスナーだった時代もあるわけですし、自分も出させてもらった時期もあって。」
良「とても不思議な感じなんですけどね、今日は一体どんな話を鶴光師匠とさせていただくのか、自分自身も楽しみなんで皆さんもおつきあいいただきたいと思います。」
良「では、曲なんですけどもわたくしがかけるといったらこの曲しかないという感じですね。」
良「まあ、一発屋といわれれば一発屋なんですけどお聞きいただきましょう。」
♪ハイスクールララバイ イモ欽トリオ
カードトーク
良「カードを引いてみましょう。この曲(ハイスクールララバイ)にのっけてしゃべるというのも変な感じですね。」
良「おっ『ミルメーク』。これはテレビをご覧の皆さんはほとんど意味がわからないと思いますけど。」
良「これは給食のコーナーがありまして全国から面白い給食を送ってもらった時のひとつでございまして。」
良「牛乳の中に入れて飲む粉末のものだったんですね。イチゴ味、メロン味、あとココア味もあったかな、それでずいぶん盛り上がりまして。」
良「あと『モーくんのふりかけ』というふりかけもありましたね。あと小魚風のふりかけのような物もたしかあって送ってもらったこともありましたね。」
良「今、給食のメニューを揃えている居酒屋さんがありましてそういうところにも売ってたり、ちょっとしたお店でもこの『ミルメーク』というのは売っているみたいなんですけどね。」
良「思い出す方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。」
良「もう1枚くらいいってみましょうか。『私とバイク』これはもうつきあいが長いですね。」
良「免許を取ったのが17歳の時で、ちょうどオールナイトニッポンを聞いている頃に原付の免許を取ったんですよ。」
良「僕のオールナイト歴とバイク歴はほぼ同じということになるんですね。」
トークコーナー
鶴「はい、あらためてご紹介いたします。今日のゲストは山口良一さんです。」
良「はい、どうも。よろしくお願いします。」
鶴「もう51歳にならはって。」
良「もうじき52になるんです。」
鶴「やっぱり入浴剤使ってるだけに。」
良「疲れ知らずですね。腰痛、疲れ、肩こりには炭酸ガスのお湯が効きますね。」(笑)
鶴「ちょこちょこお会いしますよね、お芝居なされている時に。」
良「僕もね、家が池袋なんですけど、池袋演芸場で落語を聞かせてもらったことありますよ。」
鶴「あの前にテレビモニターあるでしょ。あそこからタダで流れてるんですよ。」
良「ずっと立って見てたら。」
鶴「近所のオッちゃんが『いつもテレビ見てまっせ。』って言うんですけど、そんなにでてないのになと思ったらあそこで見とんねん。」(笑)
鶴「池袋演芸場へ行ってウロウロしてたら変な兄ちゃんが『いい女しようか』って。あの辺はそういう場所なんですね。」
良「うちも池袋の西口で私が家に帰る間でも、中国の女性から声をかけられたり黒いコートを着たお兄さんを振り払いながら家に帰るという大変な町なんです。」(笑)
鶴「この『ハイスクールララバイ』大ヒットでしょ。その時はあちこちの歌番組に。」
良「これが意外と出てないんですよ。」
鶴「ものすごい見たイメージがあるんですが。」
良「その当時欽ちゃんが『おまえ達は歌手じゃないんだから、一生懸命キャンペーンしてがんばってる歌手の方に失礼だ』と言われて。」
良「ランキング番組、ベストテンとかトップテンと、(欽ドンが)月曜日に収録してたので(同じ日に生放送のある)『夜ヒット』に少し出させてもらって、それくらいですよ。」
鶴「それで営業に行け、とかそういうのは無かった?」
良「3人事務所が違うんですけど、事務所サイドはしたかったと思うんですよ。」
鶴「そりゃなんぼでも売り放題ですよ。」
良「多分、(長江)健二はバラで行ってたと思うんですよ。(笑)3人でというのはなかったですね。」
鶴「この大ヒットが81年で、その人気に目をつけたニッポン放送がオファーを出したんですかね。」
良「多分そうだと思います。人気者になれて良かったと思います。」
鶴「その時はいくつだったんですか?」
良「27歳ですね。」
鶴「この後たっぷりと懐かしい話をお聞きしますのでよろしくお願いします。」
良「よろしくお願いします。」
●オールナイトニッポンの思い出 ベスト3
鶴「82年の4月に『オールナイト』がスタートで、その前の年に超人気番組『欽ドン!良い子悪い子普通の子』にでたわけですが。欽ちゃんファミリーだと思われてません?」
良「今でも初めて会う方には『まだ欽ちゃんのところにいるの?』とか言われるんですけど。」
良「欽ちゃんファミリーを欽ちゃんの番組に出演した人をいうのなら欽ちゃんファミリーなんですけど、基本的には劇団員ですから。」
鶴「東京ヴォードヴィルショー。座長は佐藤B作さん。」
良「『欽ドン』の始まる2年前に劇団に入ってて。『欽ドン』はオーディションだったんです。」
良「ディレクターさんが全国で予選してたんですけど、劇団の芝居をスタッフがよく見に来てくれてて、オーディションで呼ぼうか、ということになって。」
良「それまでドラマのオーディションとか落とされてたんで全然期待していなくって、コント55号の大ファンだったんで欽ちゃんに会えればいいやと思って。」
良「受かるとか思わずにやっているの良かったみたいで。欲がないので。」
鶴「僕の弟子に笑福亭学光てのがいて、同じようにオーディションを受けたんですが、ええとこまでいったんですがあかなんで。いまだに恨んでまっせ。」(笑)
良「当日12〜3人いたんですがその中に。」
鶴「いま悲惨な生活送ってますよ。」
良「人間の運命なんてどっち進むかでわからないもんですね。」
鶴「佐藤B作さんと欽ちゃんの芸風は全然違いますか?」
良「笑いに対する執念深さみたいなものは両者とも結構ある様な気がしますね。」
鶴「欽ちゃんというのは相手に突っ込んでいい所を引き出していくというパターンで、B作さんはお芝居の中のものですね。」
鶴「お芝居を見に行った時、伊東四郎さんがでて三谷幸喜さんの演出でテンポがものすごくありますね。」
良「人の出入りの計算とか、凄い状況になっていく積み重ね方は三谷さん凄いですね。」
鶴「シリアスな芝居はどうなんですか、山口さんは?」
良「オチがあるまでのフリとしてのシリアスな芝居だったらいいんですけど、全編シリアスとなると気恥ずかしくってできないと思います。」
鶴「サスペンス劇場の犯人の役とか。」
良「1回やったことあるんですよ。妻を列車内で殺して共謀した愛人を崖っぷちで殺そうとしているところを逮捕されるんですが。」
鶴「それは私生活じゃないでしょうね。」(笑)
良「私生活ではむしろ私の方が殺されそうですよ。」(笑)
良「一切笑い無しでやったんですが。あまり評判良くなかったんでしょうね、二度とオファーが来なかったところを見ると。」(笑)
鶴「山口さんが語るオールナイトニッポンの思い出のベスト3を考えてもらいました。」
第3位 ニッポン放送の玄関から放送 ※おそらく「100回記念スペシャル」の放送のことと思われる
鶴「玄関まで来てんのやったらスタジオに入ってくりゃええのに。」
良「スタジオから飛び出してみたいね、って話をして。でも中継車出すとかいうと大がかりになっちゃう。スタジオから出ればいいんであればニッポン放送の玄関でいいんじゃないかと。」
良「玄関で、人が結構出入りするんですよ。」
鶴「あんな時間にどういう方が出入りするんですか?」
良「朝のニュースを読むアナウンサーの方がいらっしゃったりとか。」
良「『こいつらはここで何やってるんだ』という目を受けながら放送をやって。」
良「その時、作家さんの一人に皇居一週マラソンさせようということになって。」
良「奇抜な格好をして走ってたら、お巡りさんに職務質問されて。夜中の皇居の周りを怪しい男が走ってるっていう。」(笑)
鶴「あとでお咎めはなかったですか?始末書を書かされたとか?」
良「それは特別無かったと思います。」
鶴「ディレクターは誰ですか?」
良「たしか松浦さんだったと。」 ※この時の担当ディレクターは松嶋さん
鶴「今は編成部長ですよ。」
鶴「そんな出世すると思いました?」
良「思いませんでしたね。そこそこいくとは思いましたけどそこまでいくとは思いませんでしたね。」(笑)
鶴「まだまだこれから先ありますからね。」
良「もし、これからも上がるんであれば連絡して欲しいですね。」(笑)
第2位 アントニオ猪木さんの背中の広さにビックリ
鶴「その松浦編成部長もプロレス大ファンなんです。」
鶴「山口さんもプロレスファンでしょ。この部分でもディレクターとパーソナリティが趣味が一緒でやりやすいでしょう。」
良「タレント一人が好きだったらスタジオでは盛り上がるけど、準備とかはスタッフは気が乗らないじゃないですか。(松浦ディレクターは)違いますね。」
良「遠くまで取材に行きますね。レコーダー持って地方の会場に行って猪木さんの声を録音してきたり。」
鶴「マメやね〜。」
良「ほとんど後半は私のコーナーというよりは松浦ディレクターのコーナーというぐらいでしたね。」
鶴「プロレスのどこが好きなんですか?。」
良「親父がプロレスが好きだったんですよ。で、うちは貧乏だったのにもかかわらず親父がプロレス見たさにテレビを月賦で買ったんですよ。」
良「住んでる家も長屋で水道も共同水道なんですよ。」
鶴「そこにテレビが着たら近所の人ビックリしたんちゃう?」
良「多分、近所には言ってなかったんだと思いますよ。」(笑)
良「言うといっぱい人が来て、ものすごい古い市営住宅の長屋なんで根太がゆるんでるんで人が来ると床が抜けると思うんですよ。だからなるべく内緒にしてたと。」(笑)
鶴「お父さんのプロレス好きが山口さんに伝染ったと。」
良「今はなかなか会場には行けないんですが、東スポは宅配でとっているので試合結果のチェックは。」
鶴「東スポを宅配でとるって珍しいですね。」(笑)
鶴「『闘魂スペシャル』という人気コーナーがあったそうですね。」
良「最初は『プロレスアワー』というのでプロレス全般をやっていたんですよ。でも猪木さんがいらっしゃったんで。」
鶴「猪木さんがスタジオに?生放送の?その時の猪木さんといったら現役バリバリで」
良「体が大きくて、顔がでかくて、夜中だからあくびした開いた口がでかかった。」
良「何がビックリしたって、去っていく後ろ姿の背中がでかかったんです。肩幅が異常に大きくてキュッと三角になっていて。」
鶴「猪木さんはその後レギュラーみたいにでてくれて。」
良「遠い会場の時は電話いただいたり、リングアナウンサーの田中さんとか新間寿さんとか初代タイガーマスクとかいらっしゃとりとか。」
鶴「今でもおつきあいしているプロレスラーいてます?」
良「会場にご無沙汰になっちゃったんでお付き合いできない状態なんですけど。個人的には獣神サンダー・ライガー選手を応援しているんですけどね。」
第1位 長女誕生、オープニングで泣き声をオンエアー
鶴「これは奥さんの出産を生中継したんですか?」
良「中継したかったですね。」(笑)
鶴「当時はラ・マーズ法というのはあったんですか?」
良「あったと思うんですけど、女性の『男性の踏み入れちゃ行けない領域』みたいなイメージがったんで。しかも夕方産まれちゃったもんですから。」
鶴「その時何してんたんですか?」
良「劇団の稽古をしてました。稽古場に病院から電話があって。」
鶴「奥さん、文句言いませんでいた?『稽古と私とどっちが大事なの』って。」
良「うちの奥さんも元劇団員なんでそういうことは言わないんですが、ただずっと『男の子がいいね』と夫婦で言ってたんですが女の子が生まれて。」
良「だから奥さんは『元気な女の子ですよ』って言われて僕に『何言われるんだろう』って思ったらしいですよ。」
鶴「旦那は男の子が欲しいと思ってんのについてへんやないけ、とか。」(笑)
良「僕は大人ですからそんなこと言いませんよ。分娩室に行った時、うちの子か、と思って。ただ、あまりにも色が変でしわくちゃで。」
鶴「生まれたてはしゃあないでしょ。」
良「父親の第一印象は『ブサイクな子が生まれたな』と。」
鶴「猿かいなと思うでしょ。」
良「宇宙人みたくしわくちゃでふやけた感じで。」
鶴「しかも女の子や。(笑)今その女の子はいくつで?」
良「もうじき24歳になりますね。」
鶴「そろそろ結婚も。」
良「そうですね。」
鶴「そのくしゃくしゃの顔は今はどうなってます?」
良「くしゃくしゃはとれたんですが、美人かかわいいかに分ければかわいいほうです。親だからかわいいと言ってますけどね、世間の見方はわかりませんが。」(笑)
鶴「この『泣き声オンエアー』というのはどうやって。」
良「もうじき産まれます、というのを前の週とかもしてるんでやっと産まれましたということで奥さんに子供の泣き声をテープに録音してもらって聞いてもらったんです。」
鶴「自分の産まれた第一声がラジオの全国ネットで流れた、そのテープは今でもあるんですか?」
良「多分あると思うんですが引越しを重ねているうちに…(笑)、でもどっかに必ずしまってあるんですよ。」
鶴「それはお嫁に行く時に。」
良「渡してやりたいですね。」
●コーナーの思い出
鶴「いろんな人気コーナー、名物コーナーを作ったと思いますが。」
鶴「インターネットを検索しますとね、山口さんのオールナイトを聞いていたリスナーがね克明に記録を作っているホームページがあるんです。」
良「山口良一のオールナイトニッポン大研究っていう。」
良「私もそのホームページを見た時はビックリしまして。正直忘れていることも多いんですがそのホームページを初めて見た時には、よくここまでいろんなデータを集めたなと。」
鶴「こんなコーナーがあった、から始まってこんなこと言ったとか。」
良「その当時テープに録音されてそれを辿っていたんでしょうね。」
鶴「それはある意味ありがたいことですね。」
良「吉田拓郎さんとか凄い人たちのオールナイトニッポンのホームページは多分あるんですよ。でも『山口良一のオールナイトニッポン』というある種すき間産業的な。」(笑)
良「いいところをついているんですよ。他にやる人が誰もいないわけですから。」
良「私から連絡してないんですよ。ここまでやっていて、本人が知らないことが多いというのは申し訳ないでしょ?」
鶴「山口さんもちゃんとホームページ見てくれていますからね。」
良「是非お願いします。」
電話で遊ぼうピ・ポ・パ
良「これはおハガキいただいたリスナーに電話しまして、クイズで5問あって何問当たるかとういうものなんですが。」
良「こちらが上の句を言ったら、下の句を答えていただく。前半2問くらいは普通なんですが3〜5問目はちょっと違うヒネった言葉になっていてそれを当ててもらうという。」
良「長くもやったし人気のあるコーナーで、それによって賞品差し上げたり、全国大会を開いたりとか、トーナメントをやったたり、っていうコーナーまでふくらみましたね。」
鶴「賞品は何か覚えてます?」
良「賞品はニッポン放送のグッズをランク付けにして。『くん一等』と言ってたら『けしからん』というお叱りを受けまして。」
鶴「そりゃ勲章やからね。」(笑)
良「この『くん』は山口君の『君』なんですよ。『山口君からでる一等賞』で『君一等』ということにさせてもらったんですけどね。」
良「全問正解がなかなかでない時もあるし、やたらでた時もありますし、電話にでられないという方のために『宿題』という形でハガキ応募いただいて翌週正解発表。」
人気投票
良「僕とスタジオの中の作家さんの中での人気投票だったのですが、回を重ねていくうちにうる星やつらのラムちゃんが人気投票に入ってきたりとか。」(笑)
鶴「山口さんはいつも何位くらいなんですか?」
良「トップの時もありますしトップじゃない時もあるんです。2/3くらいしか優勝してませんね。」
鶴「普通なら自分がパーソナリティやってんだから1位にきてもらわないと困るんですけど。」
良「1位にさせないために、大岩賞介さんが1位になったりとか地名がいいとこいったり。」
鶴「人間でも物でも関係なく。」
サントラ劇場
良「これもリスナーに登場していただくコーナーで、設定だけ決めて簡単なお芝居をするコーナーで。」
鶴「芝居はお手の物じゃないですか。」
良「う〜ん、そんなにうまくないんですけどね。」(笑)
良「その中で『キュンキュン』という女の子のとてもかわいらしい発言があって、その後も楽しい話があると『キュンキュン』を流してもらったり。」
知られざる給食の世界
良「師匠、給食はどうでした?」
鶴「なんか粉ミルクみたいな物だとかコッペパンだとか、ろくなもん食ってませんでしたね。」
良「僕らの頃は小学校は脱脂粉乳でまずかったですね。」
良「今給食はどんなのがあるのかな、という事で色々おハガキいただいた時に、牛乳に混ぜるのにこんなのがありますよ、ということで『ミルメーク』という物を送ってもらって。」
良「それが発端で、こんな物ありますよと送ってもらった物を番組中で試食して給食で盛り上がりました。」
鶴「ラジオ番組としては珍しくスタッフジャンパーや浴衣なども作ってたと。」
山口さんが着てきた当時のスタッフジャンパーを紹介
鶴「物持ちよろしいなあ。」
良「当時、スタッフとキャスト分ということで作ったのかな。」
良「浴衣は、夏にリスナーの方を集めてイベントをやった時浴衣を着ようということになりまして、スタジオの中の人の名前のついた浴衣を着てイベントを。」
鶴「それは売るんですか?」
良「いや、着ているだけでしたね。」(笑)
良「今ではもう色が変わっちゃって、劇団の稽古で時代物の時浴衣を着ることがあるんですけど、そんな場でも恥ずかしくって着れないんですよね。」(笑)
鶴「稽古着にもならない。」(笑)
山口さんのオールナイト復活、楽しみにしています。
当時、中1だったわたしは同じ部屋で寝ていたお兄ちゃんが聞いていたのを寝ぼけ眼で耳にしていました。
でもいつだったか山口百恵さんの小学校時代のクラスメートだったという人から百恵ちゃんの書いた作文が送られ、それを紹介していたのを聞いた時だけは
今もよく覚えているんです。当時のテープがあれば是非聞かせてください。
鶴「これあるんですか?」
良「テープは無いと思いますね。懐かしの作文を紹介するコーナーがあったんですよ。」
鶴「それ今持ってたら『なんでも鑑定団』にだせまっせ。」
良「他にも芸能人、有名人の方の紹介したんですけど。百恵ちゃんのね、惜しいことしましたね。物は大事にしないといけないなあ。」
鶴「ここで一曲、83年発売の。」
良「アルバム『ABOUT』。」
鶴「宇崎竜童さんのプロデュース。」
良「でも宇崎さんの芸能史からは消してると思いますね。ジャケットはえらい格好いいんですよ。僕ってわからないんですよ。」(笑)
鶴「イケメンやがな。坂口憲二ちゃいまっか?」(笑)
鶴「(ジャケットの)後ろは何ですか、おしりを隠している様な。」
良「こういう事も含めて宇崎竜童さんのプロデュースなんです。」
良「ただレコード屋さんもどこのコーナーに入れたらいいかわからなかったらしくて、しかも10曲あるうち8曲はしゃべりでまともに歌っている曲は2曲しかないんですよ。」
鶴「皆さんも楽しみにしてはるから、『ABOUT』の中から何を。」
良「まともに歌っている曲の2曲のうちの1曲という事で『喝飛会社員』です。」
♪喝飛会社員 山口良一
鶴「まともな曲を聴いていただきましたが。」(笑)
良「宇崎さんが歌ってくれたデモテープがあるんですが、ギター一本で歌っててそれが格好いい、そっちの方を聞いてもらいたいくらいですよ。」
鶴「イモ欽トリオの時はあまり歌ってませんでしたな。」
良「どっちかというとバックダンサーだったので。」(笑)
●オールナイトとは?
鶴「山口さんにとって『オールナイトニッポン』とはズバリなんですか?」
良「『青春』っていうのかな、胸がキュンキュンってする様な。」
鶴「キュンキュン好きですね。」(笑)
良「自分がやっている時も楽しかったし、自分が聞いていた時のオールナイトニッポン、高島ひでたけさんが新人の頃だったんですが。」
鶴「もう定年迎える年齢ですが。」(笑)
良「初めての深夜放送というのが『オールナイトニッポン』だったので胸がキュンとなる。」
鶴「それをやるということになるとね。」
良「聞いてたのがやることになるというのが、やっぱり青春、胸キュンですね。」
鶴「くりぃむしちゅーの有田くんも聞いてたらしいですよ。」
良「プロレスファンだったみたいで。」
良「いまだにプロレスファンの方からは、聞いてたんですよ、と言われることが多いですね。」
山口さん出演の舞台の告知(BSフジでは「喝飛会社員」がBGM)
鶴「声、大丈夫ですか?」
良「冬場になると声がかれちゃうんでね。」
鶴「タバコは吸うんですか?」
良「すわないんです。酒も飲まないんです。ただ普段お前はしゃべりすぎだって言われます。」
鶴「声かれててもね楽屋でしゃべりながら自分のテンションをあげて舞台にスッと出んとねダメなんですよ。」
鶴「中には楽屋でジッとして一言もしゃべらず、舞台でウワッとしゃべり出す人もおるけどね。」
良「ダメなんですよ僕は。楽屋で、声が多少ダメージ受けてもしゃべってないと舞台に行けないんですよ。」
鶴「今も大分かれてまっせ。」
良「1時間しゃべっただけでかれてるのに、舞台は3時間くらいあるんですよ。」
鶴「喉を大事にして。」
良「いたわります。」
鶴「どうもありがとうございました、山口良一さんでした。」
良「どうもありがとうございました。」
●エンディング
鶴「『オールナイトニッポン アゲイン』いかがだったでしょうか。今日のゲストは山口良一さんでした。」
鶴「いい人というイメージを崩さないで、しかも面白いパーソナリティだったというのがよくわかりますね。」
鶴「きっとリスナーの良き兄貴的存在だったんじゃないでしょうかね。」
鶴「いや〜、山口良一さん。真面目を絵に描いた様な人でした。あの真面目さがあるから現在も活躍してらっしゃるんでしょうね。楽しい話ありがとうございました。」
鶴「お相手は笑福亭鶴光でした。」
鶴…笑福亭鶴光、良…山口良一
緑字…ラジオのみ、紫字…BSのみ、黒字…共通、赤字…管理人注、黒太字…メール